とにかく強いトルクで締付けたい・緩めたいそんなコードレスインパクトレンチをお探しでは有りませんか？
今回おすすめするのが2023年新登場のHIKOKI インパクトレンチ WR36DF驚異の締付け1400Nmの高トルクで国内最強におどり出た頼もしい製品です。
職業、鉄工所勤務20年、長年様々な工具を使いながら、バリバリ作業してきた筆者カワズがおすすめする、ハイコーキ インパクトレンチ WR36DFの魅力を徹底解説、レビューしていきます。
この記事を読むことで、ハイコーキ インパクトレンチ WR36DFの詳細が掴めて、最強最高性能のインパクトレンチを手に入れる、大きな参考になります。
ーーー「本ページはプロモーションが含まれています」ーーー
ハイコーキ マルチボルト インパクトレンチ ＷＲ36シリーズ徹底比較！！
小さくてもハイパワー！持ってて損なしの大人気インパクトレンチ WR36DC
高トルクとフットワークのベストバランス！ インパクトレンチ WR36DD
まずは結論から！！
ポチップ
ポチップ
至高の力強さ！強烈です。
HIKOKI インパクトレンチ WR36DFは手に入れるべきか？
まず始めにハイコーキ インパクトレンチ WR36DFをおすすめしたい人、そうでない人を簡単にご説明します。
インパクトレンチ WR36DFはこんな人におすすめ
とにかく強いトルクがほしい方
普通強度でもM36程の大径ボルトや、大きなハイテンションボルトをバリバリ締付けたい人
トルクは欲しいけど、サイズアップはしたくない方
ハイクラスのWR36DAより300Nmのトルクアップですが、重量ほぼ同じ・寸法そのままです。
オートストップ・オートスロー機能で効率アップしたい方
自動停止、自動スピードダウン、時間設定等を手元のパネルで簡単設定切り替えられるので簡単能率アップ。
締め付けトルク、時間を細やかに設定したい方
ブルートゥース対応バッテリーとスマホアプリで締め付け具合の繊細な設定が可能に。
WR36DFをおすすめ出来ない人
1400Nm程のトルクを必要としない方
オーバースペックはサイズ、費用とも無駄が発生します。またボルトは締付け過ぎの破損も考慮するべきです。
HIKOKI インパクトレンチ WR36DF とは
KIKOKIについて
工機ホールディングス株式会社が、2018年10月に自社電動工具ブランドをHITACHIからHiKOKIに変更して出来上がりました。
プロ仕様の電動工具からDIYや園芸に関わる電動工具を幅広く製品ラインナップしており、主力の36Vマルチボルト製品をはじめ、18Vや14.4Vなどリチウムイオン電池を使用したコードレスシリーズはDIY好きの方々からプロ職人さんまで大人気の商品群を有しております。
インパクトレンチ WR36DFについて
外見の近さからよく混同されがちなインパクトレンチとインパクトドライバー。締め付けから穴あけなど、オールラウンドな能力を持つインパクトドライバーに対して締め付け、緩めに特化したまさに専用といった雰囲気のインパクトレンチ。
専用だけにインパクトドライバーとは比べ物にならない高トルクが持ち味ですよね。
ハイコーキのコードレス工具の最高性能を誇るマルチボルト36Vシリーズ そのインパクトレンチのカテゴリーの中、先に製品化されていたのはWR36DC 300NmとWR36DD 630NM及びWR36DA 1100Nmでした。
小型とは言え高トルクなWR36DÇ、ミドルサイズで守備範囲の広いWR36DD、重量は少し大きいが1100Nmの強烈な締め付け力のWR36DA、３者ともとても良い製品で愛用される方も大勢いらっしゃいます。
しかし、さらに高トルク・高性能なインパクトレンチが欲しいというユーザーの意見を反映するかのように、満を持して登場したのがWR36DFです。
ハイコーキ インパクトレンチ WR36DFの持つ最高最強の魅力とは・・・
実機体験からインパクトレンチ WR36DFのおすすめポイント
ここからは筆者がインパクトレンチ WR36DFを実際に使ってみて感じた、おすすめポイントをご紹介します。
国内で他に類を見ない最強出力 頼れる締付けトルク1400Nm
やはり最大の特徴はこちらでしょう。
ハイコーキの製品群中、最強のコードレスインパクトレンチといえばこれまでWR36DAがトップの座に君臨していました。
コードレスで有りながら、1100Nmにも及ぶ強いトルクは非常に頼もしいもので、筆者も常日頃より大径のボルト締め付けには非常に重宝しておりました。
ですがこの1100Nmに300Nmも上乗せされて登場したのが、新製品のWR36DF！
1400Nmの回転力は圧倒的で、国内で間違いなくの最高性能であります。
小型・高トルクなWR36DÇ 300Nmの4倍以上！ ハイエンド品 WR36DA 1100Nmの約1.3倍！
確かに凄い事で、数値上も他を圧倒している様に見えるのですが、実際にはどの位の力強さなのか、イメージするのはちょっと難しいですよね。
ここでちょっと簡単に解説です。
1400Nmとはイメージしやすく言いかえると、長さ1ｍのテコを使って140kgの力で締め付けると言う事です。
パイプをモンキー等の工具の柄に突っ込んで延長させ、ボルトを思いっきり締付けた経験のある方も大勢いらっしゃると思います。
支点（ボルト）から1ｍのパイプの先端に140kgの力をかける事に等しいトルクが掛けられることをイメージしていただくと、いかにWR36DFが強烈なトルクを有しているかがお分かりになるかと思われます。
140kgといえば男性2人分！それがこのインパクトレンチから発せられるとは驚きですね！
緩める時ほどトルクが欲しい！ 緩めトルク2100Nm！
このボルト、そんなにきつく締付けた覚えがないのに全然緩まない～
日々のDIY作業や愛車のタイヤ交換、またお仕事の作業などでも、このような経験が一度はあるかと思います。
その大きな理由はネジ自体にクサビ効果が有るからなのです。
クサビとは鋭角の角度を持った三角形のもので、身近なものではドアストッパーなどがあります。クサビとは鋭角の角度を持った三角形のもので、身近なものではドアストッパーなどがあります。
ボルトを締め付けるときは、このクサビを打ち込むのと等しい作用がネジの山と山の間で起こっています。
なのでボルトを緩める時には打ち込まれたクサビを抜くために、一瞬とは言え締付けの時よりもさらに大きなトルクが必要となります。
インパクトレンチ等の強力な物で締め付けるとなおさら緩めるための力は大きくなります。
そこでこのWR36DFはなんと緩めトルクが2100Nmとメーカー公称値が公表されています。
しっかり締めたボルトがしっかり緩められる、見落とされがちですがこれは非常に安心な性能です。
締付けトルク1400Nmの1.5倍の緩めトルクです、凄い。
重量、サイズとも違和感少なくレベルアップできる。
トルクがアップするのはいいけど、重くなったり大きくなったりで使いにくくなっては本末転倒ですよね。
WR36DA 出力1100Nmからさらにランクアップさせようとするとそんな心配が浮かび上がります。
しかしご安心下さい、WR36DAとWR36DFは寸法・重さともほぼ同じ、全く違和感なく機器を更新できます。
ただでさえ強力な1100NmトルクのWR36DAに、小型タイプのWA36DCの1台分トルクがさらに上乗せされて、しかもサイズそのまま！
これはすごいことですね！！
カタログ寸法値も同じ２機種、並べて比べてみても見分けがつかない程の近い外見。汚れ具合でかろうじて判別できるくらいでした。
しかし高トルクを追い求める余り、実際の作業に対して必要以上のオーバースペックではコスト的にも、能率的にも無駄というもの。
1400Nmのスペックが本当に必要であるのならばそれはそれとして迷う理由は無いと思われますが、一度立ち止まって必要トルクとインパクトレンチのスペックを検証するのもよいかもです。
一例までに各ボルトサイズにおける締め付けトルクの値を表にしてみました。
ボルト締付トルク表 Nm
| ネジ呼び | 一般的なボルト | 黄銅、銅、アルミ などのボルト | 特殊鋼 1.8Ｔ 車両・エンジンなどで使用 | 特殊鋼 2.4T 建設などで使用 |
|---|---|---|---|---|
| M10 | 24.5 | 12.5 | 44 | 59 |
| M12 | 42 | 21 | 76 | 100 |
| M14 | 68 | 34 | 122 | 166 |
| M16 | 106 | 53 | 190 | 255 |
| M18 | 146 | 73 | 270 | 350 |
| M20 | 204 | 102 | 370 | 490 |
| M22 | 282 | 140 | 500 | 670 |
| M24 | 360 | 180 | 650 | 860 |
| M27 | 520 | 260 | 940 | 1240 |
| M30 | 700 | 350 | 1250 | 1700 |
| M33 | 960 | 480 | 1750 | 2300 |
| M36 | 1240 | 620 | 2250 | 3000 |
| M39 | 1600 | 800 | 2900 | 3800 |
| M42 | 2000 | 1000 | 3600 | 4800 |
ハイコーキ 36Vマルチボルト コードレスインパクトレンチの現ラインナップにおける、トルク値、寸法、重量をまとめて見ました。
HiKOKI マルチボルト インパクトレンチ性能表
| WR36DC | WR36DD | WR36DA | WR36DF | |
|---|---|---|---|---|
| 締付能力 普通ボルト | M10~M22 | M10~M24 | M12~M30 | M12~M36 |
| 締付能力 高力ボルト | M10~M16 | M10~M20 | M10~M24 | M10~M27 |
| 最大締付トルク | 300Nm | 630Nm | 1100Nm | 1400Nm |
| 先端形状 | 12.7mm | 19mm | 19mm | 19mm |
| 全長 | 145ｍｍ | 169mm | 221mm | 221mm |
| 高さ（バッテリー含む） | 244ｍｍ | 276mm | 290mm | 290mm |
| センターハイト | 31mm | 36mm | 42mm | 42mm |
| 本体幅 | 60mm | 75mm | 90mm | 90mm |
| 質量（バッテリー含む） | 1.9kg | 2.7kg | 3.7kg | 3.9kg |
比較検討すると一目瞭然です、是非無駄のないチョイスをしたいものですね。
作業効率がアップする賢い機能
- オートストップ機能
設定された時間（打撃開始後1.2秒）で自動停止して、ボルトの締め過ぎを防止します。
無駄な締め込み回避はもちろん、バッテリー長持ちにも貢献します。
また後述のスマホアプリを使うことで、時間設定を0.1秒単位で設定できます。
- オートスロー機能
設定された時間・回転速度に自動で変速し、ナットの脱落防止を補助します。
ナットが緩んだことを検知して、回転数を自動で約半分まで落としてくれる賢い機能です。勢いよくナットを緩める余り、回転しすぎて外れたナットが脱落、転がって紛失する等のトラブルが回避できま
す。
愛用の工具だからこそ細かく自分好みに設定したい。
インパクトレンチ WR36DFはスマートフォンアプリ ”HIKOKI TOOLS” 対応機種です。
HIKOKI TOOLSは対応機種するコードレス製品とバッテリーをBluetooth経由でスマホと連動させることで、締付け力の要素である回転数・締め付け時間（オートストップ）などを細かく設定できるアプリです。
そして自分好みの設定をお気に入りとして登録して、次回ショートカットして設定を呼び出すことが可能です。
よく行う作業やルーティーンワークのある方、ご自分の気に入った締め具合の設定にさっと切り替えられるのはスマートできもちいいですね。
筆者は地味な事ですが、愛用のマイ工具、マイバッテリーとして好きな名前がつけられるのが非常に嬉しいです。
保護等級IP56の防じん・耐水性能
強力なツールを手に入れたら、大事に使うのは勿論ですが、どんどんハードなシーンでも使いたくなりますよね。
汚れも何のそのという感じで、ガシガシ緩め・締め付けたいものです。
そこで重要なのが保護性能、ハードに使用するマシンの作動を維持するために欠かせない性能です。
WR36DFは保護等級IP56の防じん・耐水性能を備えており、粉じんが侵入しにくい特殊風窓構造と主要部品の樹脂フルコーティングにより、粉じんの多い現場や不意の雨にも製品へのダメージを抑えます。
カワズの所感 WR36DFを使って。
ついに出た、待ってましたという感で、発売後すぐに注文を入れたWR36DF。
以前よりWR36DA 1100Nm を仕事でも愛用しており、それほどトルク不足を感じてはいませんでした。
前述のボルト締め付けトルク表からも分かると思いますが、普通強度でも1100NmではM36のネジは既定値に届いておりません。
しかし実務上、M36のネジを締付ける事も多くありすが、締め付け不足を感じた経験はほぼなく、確認のため手締めしようとしてもこれ以上締め付けられず、非常によく締まっているという感触ばかりでした。
ですのであくまで実務上、不満はなかったのですが、やはりさらに良いものが出ると欲しくなるもの！WR36DFには使用前からワクワクしっぱなしだったわけです。
そしてもちろん実際に使って見て大満足な性能でした。
実機を手に持った時、WR36DAとの違いがほぼ感じられず、これで2割以上も能力がアップしているのかと、なんだか少し不安を感じました。
しかし一度締め付けを行うと、もう楽しくてしょうがないという感じ、しっかり締まる上にそのスピードも上がるので作業がサクサク進んでしまいました。
そして前述の通り、緩めることにも非常に高い能力があり、こちらも非常に作業能率がアップしたわけです。
トルク不足を感じている方はもちろん、作業能率アップさせたい方々にも是非おすすめしたい逸品でした。
作業の可能性が広がりますよー！！ 是非に～！！
ポチップ
ポチップ
