数ある手のひらサイズの電動ドライバー
その中でも元祖でありながら一番人気のベッセル 電ドラボール
発売からはしばらく経ちますが、限定カラーの随時登場や兄弟機のハイスピードNo.220USB-S1やtypeC充電の電ドラボールプラスNo.220USB-P1が発売されるなどして人気の衰えない商品です。
小さな電動ドライバーが欲しいけど、あと少し迷っているDIY女子、初心者の方へ
本業の鉄工所勤務においても、電ドラボールを使い続けるヘビーユーザーの筆者カワズが、
電ドラボールをおすすめする5つの理由と根拠を解説
DIYを楽して楽しむための強い味方になることウケアイ
カタログ値ではわかりづらいところも、写真多めに詳しくお伝えします。
是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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電ドラボールを持ったら是非手に入れたいドライバーケース、腰袋はこちら↓
まずは5つの結論から
其の1 小さくても高い締め付け力、女性にもおすすめ
実際の締め付け例を踏まえて解説
ーネジ締めー DIYだけでなく、ご家庭内のいろんな場所で、行うことが非常に多い作業です。
そのネジ締め作業のなかでも高トルク(高い締め付け力)を必要とされるのは、柱などの木材や壁などの石膏ボードに、木ネジと呼ばれる先のとがったネジをねじ込む作業です。
皆さんも一度は壁などにコレをねじ込んだ御経験があるのではないでしょうか?
一般的に木ネジなどの締め付け作業には、インパクトドライバーと呼ばれる強力な電動工具が使われます。
電動工具の代表格とも言えるインパクトドライバーは、高トルクかつ高機能で、ある意味では電ドラボールの上位互換とも言える存在です。
しかし高トルク、高機能である分お値段がかなり高めになり、電ドラボールの数倍、ハイエンドモデルになると数十倍のお値段がします。
しかしそれではDIY初心者の方にはなかなか手をだしにくいのも事実、楽しい電動工具ライフに踏み出すことが躊躇されます。
電ドラボール、その最大のメリットは小さく扱いやすいというところです。
ドライバーサイズで持ち運びしやすく、狭い所でも扱いやすい、これは最大の特徴であり、インパクトドライバーよりも優れた長所です。しかもお手頃な価格ともなればとても魅力的な商品ですよね。
高トルク、高機能はインパクトドライバーにお任せするとして、電動工具最初の一歩として電ドラボールをカワズはおすすめするわけです。
しかし、とは言え、トルク(締付け力)がどの程度なのかは非常に気になる所ですよね? カタログ値では2.2N・mと記載されてます、これは回転の中心から1m棒を伸ばして先端に2.2ニュートン(約220g)の力を加えるというイメージです。(⊙_⊙)?
カタログ上の数値なので仕方ないとしても、ちょっとどころか全くイメージできませんよね?(笑) これでは全くピンと来ないということで、実際に検証してみました。
まずネジ込み対象を2つ
↓ 壁や天井の下地材として一般的なタル木と呼ばれる木材、DIYの材料としてもよく使われます。(断面寸法は35mm*35mmの正方形。)
↓ そして合板、これもDIYでよく使われる代表格ですね。(寸法は厚み12mm 板寸法900mm*1820mm)
これらの対象物に電ドラボールを使って木ネジをねじ込んでいきます。
↓ 因みに使用する木ねじはこれです。
皿タッピングネジと呼ばれる木ねじの一種です。頭が皿の形状なので皿タッピング、全長が25mm ねじ直径が3mmのものです。
この位のサイズと長さであれば、色々使い道があって良いとおもいます。
ではねじ込んでみましょう ^o^
いかがでしょう?なかなか力強い感じではないでしょうか。ちなみに手動による回転は一切掛けておらず、あくまで電動の回転力のみでの実験です。
電ドラボールはドライバーサイズながら、十分高トルクであることがわかります。
DIY作業中やご家庭内でちょっとここにネジをいれたい、なんて時にささっとポケットから電ドラボールを出してねじ込むなんてこともできそうです。
バッテリー持ちも検証
続いて、気になるのは、バッテリーの持ち具合ですよね。そちらも検証してみました。
満充電済みの電ドラボールを使って、木ネジをタルキと合板にひたすらねじ込んでいきます。耐久試験ですね~、何本入るかワクワクします。
では!いざ!(タイムラプスにて撮影しておりますので、実際の時間はこの10倍になります)
まずはタル木から、ぐいぐいと力強くねじ込んでいきます。途中、木の固い部分があったりして負荷がかかりますが、それでも頑張って回転してくれます。(心のなかで行けーっと叫んでおりました)
約32本、その後みるみる回転力が弱まってねじ込むことができなくなりました。
続いては合板、タル木よりも厚みは無いですが、以外と固い部分が多いのか苦戦している模様です。 本数も伸びませんでした。約11本、思いのほか少ない印象ですね。
又、連続使用のために一時的に回転力が弱まってしまったようで、数秒後にはまだ使える程度に回転力が回復しましたが、再度同じくらいの仕事量は得られませんでした。
上の動画のような結果になりました。もちろん手動による回転は一切かけておりません、あくまでスイッチオンによる電動の力のみでの撮影です。
どうでしょう?この本数を多いと捉えるか、少ないと捉えるかですがプロの私的には十分な数だと思います。
ポケットにも入るコンパクトサイズでここまでのトルクとバッテーリー持ち、かえってインパクトドライバーを持つのが億劫になるほどです。きっとこの電ドラボールで締められる限り締めたい!と思うはず。
そして、単にねじの締め付けだけだとここまでの負荷は無いので、バッテーリー持ちも伸びるはずです。ですので電ドラボール一本で十分な作業が楽して楽しみながらできるのでは無いでしょうか?
因みにこの後、再度充電をして満充電(緑色ランプ点灯)までの時間も計測してみた結果、約25分でした。メーカーカタログ値は60分とありますがおそらく電池残量ゼロからの最大時間であると思われます。
其の2 でも強すぎない(ネジ頭をいためにくい)初心者にもおすすめ
筆者の体験を踏まえて解説
1つ目のおすすめポイントと相反するような書き方なのですが、これはかなり重要なことです。
プラスドライバーでねじをねじ込む場合、プラスの溝にドライバー先端を密着させつつ回転させることが必要になります。
悩ましいのが先端がしっかり密着せず、浮いた状態で回転力をかけると空回りしてしまう事で、インパクトドライバー等の高トルクの製品でこれを行うと、プラスの溝が広がってネジが使えなくなってしまうこともあります。俗に”ネジがナメる”とか言う事象ですね、これはネジを緩める場合も同じことが言えて、どんなねじの形状にも起きる事であり又、プラス溝のネジに特に起きやすいトラブルでもあります。
手動でねじ込む場合は力加減を調整することでトラブルを起きにくくできますが、強力な電動ドライバーではこの調整が難しいのです。(インパクトドライバーではトルク調整、制限機能等を設けることで対応しています)
その点、電ドラボールは絶妙なトルクで無駄に空回りすることが少なく、初心者でもそういったトラブルが回避しやすくなっています。
其の3 プロ御用達、ドライバーメーカーならではの完成された使い心地
ベッセルだからできるこのディテール
今更ながら、ベッセルという会社についてご存じでしょうか?
ベッセルは大阪に本社を置く作業工具の超大手でありまして、ドライバー、六角レンチ等の手作業工具、インパクトレンチの先端工具としてのビット、ソケット、電動ドライバー、エアーツール他エアー工具等々、主に作業者が手作業で使う工具の専門メーカーです。
ドライバーだけでも、800近い種類のラインナップを販売されており、そのドライバーだけで分厚い1冊のカタログができてしまう程。その中でも電ドラボールと同型状のボールグリップと呼ばれるドライバーだけでも約60種類のを取り扱っておられます。
その中でも電ドラボールと同型状のボールグリップと呼ばれるドライバーだけでも約60種類を商品化した実績があります。
電ドラボール・ボールグリップの最大の特徴は、柄の部分が握りやすく、力の込めやすいボール状になっていることです。筆者も電ドラボールの他にボールグリップのドライバー使用しておりますが、非常に握りやすく、締め込みやすいです。
電動締め込み+手締めという点がインパクトドライバーには無い、電ドラボールの長所であることを考慮すると、ボールグリップという形状は非常に理にかなった形状ということになります。
其の4 女性にも嬉しい軽さ! 160g
どんどん持ち運びたくなるワクワク感
軽さは正義です! 道具選びに置いて軽さは非常に重要です。どんなに機能で優れていても、又どんなに見た目が好みでも、重い、それだけで使う気が失せてしまうものです。
工具沼に足を踏み入れようとするDIY初心者の方は、これから楽しい工具集めをされる方も多いかと思います。新しい工具を選ぶ時の大切な基準の一つとして ”重さ” を忘れると、大事な宝箱である工具箱がどんどん重くなっていってしまいますよ~。
電ドラボールのメーカーカタログ値は160g(付属品含まず)とのことです。念のために本体のみとビット付での重量を実測してみます。
本体のみが151g ビット付きでも165gでした。
因みに160gというといまいちピンと来ませんので身近なもので例えると
- 少し厚めの文庫本
- バナナ1本
- 缶コーヒーのショート缶 210g
- スマホ 約170g
といったところです、イメージしていただけたでしょうか?
其の5 ビットの変更でDIY作業の幅がどんどん広がる(楽しい!)
筆者実例を公開!!
電ドラボールは初心者の方でも手に取りやすい上にその後の楽しみも大きいです。先端のビットを変えることによって、できることがどんどん増えるからです。
付属の大小プラス マイナスは勿論、ショートサイズのビットにすれば狭い場所でも使用可能に、六角レンチにもソケットレンチにもなります。ドリルビットをつければ穴を開けることも可能になったりと使い勝手を自分好みにどんどんアップすることも出来ます。
筆者の実例も公開致します
電ドラボール含め、かわいい小道具たちを腰袋に収納していつも携帯しております。
電ドラボールに付随するパーツを、別途パーツケースに収納しております。
ソケットアダプターと呼ばれる部品を取り付けて・・・
ちいさな六角ナットを締めるソケットをつけてみたり
こんな大きなソケット(六角対辺19)もつけられたり(もちろん電動での締め付けには無理がありますが)
ヘキサゴンソケットで六角レンチの代わりにも
長めのエクステンションバー(延長バー)で奥まった個所にも
ユニバーサルジョイントを取り付けてさらに作業しにくい場所にも使えます。
補足
ビットセットの選び方
補足になりますが、ベッセル 電ドラボールを購入するにあったって メーカーからは2種類のパッケージが発売されております。
- ① 電ドラボール No.220USB-1(+2 x 100付属)
- ② 電ドラボール No.220USB-5(ビット5本付属)
以上2種類があり、ドライバー本体は同じ製品ですが、ドライバービットのセット内容が異なっております。
① はプラス型ビット サイズ2番 長さ100mm が1本 充電USBケーブルが付属
② は上記が2本に加えて
- プラス型ビット サイズ1番 長さ100mm 1本
- プラス型ビット サイズ3番 長さ100mm 1本
- マイナス型ビット サイズ6番 長さ100mm 1本
- 充電用ACアダプター
アダプターと合計5本のビットが付属しております。
どちらにすればいいんだろう?となりますが、私は迷わず②の5本付属の方をおすすめします。
筆者の経験からですと、ねじの頭形状はモノによってバラバラで、サイズ2番だけでは非常に心もとないです。特にご家庭内の様々な箇所や、DIYに取り組みだすと、プラス型1番 マイナス型6番はほぼ間違いなく活躍します。
使用頻度で申しますと多い順に プラス2番 プラス1番 マイナス6番 プラス3番 でしょうか。
金額では少し高めにはなるのですが、このセットにする事で使用幅がかなり広くなります。勿論後からビットを買い足すという選択肢もありますが、4本の差でこの価格差ですと妥当なお買い物だと思われます。
ちなみに電ドラボールの人気を後押しするように、限定色バージョンも発売されております。それぞれ要所要所にシルバー、ゴールド、ブルー、オレンジ、グリーン等が使われており、所有欲をくすぐられる仕様になっております。性能の方はノーマルカラーと同じで高機能ですのであくまでお好みのチョイスを。
電ドラボールのメーカー様発表の詳細も追記しておきます。
カタログに記載の仕様なのですが、パッと見てなかなか理解できない所も有るかとおもわれます。
わかりにくい所があればカワズまでメッセージいただけると、なるべくわかりやすくお答えいたしますのでお気軽にご連絡ください。
電ドラボールUSB 仕様
以上、ベッセル 電ドラボールについて詳しく書かせていただきました。
筆者も日頃から、この電ドラボールを腰袋突っ込んで仕事に励んでおりますが、実際の業務でも大変役立っておりますし、工具の中でも使用頻度は1、2を争う程の使用回数です。
これからDIYを始める方、工具集めに励まれる方、最初の一つとしてこの電ドラボールは損をしない一品であると、私カワズは思っております。